山本頼正先生指導によるS-TECにおけるESDトレーニングセミナー
主催:医療法人 幕内会
5/20(日)S-TECにて昭和大学藤が丘病院内視鏡センター長の山本頼正先生を講師に迎えて、ESDのトレーニンングを行ないました。
大変充実した内容で、参加した医師、スタッフ一同、山本先生の寛容でかつ的確な指導力、技術に感銘を受けました。
全国的集計において、食道・胃癌の内視鏡的治療は、すでに手術治療を越える件数となっております。今後、益々早期癌の発見率が上がり、ESDの技術の確立によって症例は増えるものと予想されます。
しかし、まだまだEMR等の内視鏡的治療に比べて合併症率が高く、完全切除術も充分ではないところもあります。
これらの治療に携わっている我々にとって、今回のセミナーは極めて有意義なものでありました。また、平素の検査や狙撃生検におけるカメラ操作がとても重要であることを改めて感じました。また、ラボによる更なるトレーニングが必要だと思われます。
やはり、摘出臓器によるトレーニングに比べて、ウェットラボはより実際に近い状態で施術することができる為、非常に適しているものと思われます。今後、若い先生を中心に更なるセミナーを企画したいと思っております。
S-TECは、昭和大学の消化器・呼吸器外科、泌尿器科、産婦人科等に限らず、内科の先生のトレーニングにも極めて有効な施設と思われます。山本先生も同様のお考えをお持ちでした。新たなS-TECの意義を見出すことができました。また、他大学や他病院の先生のオファーをお待ちしております。