外科集団会

9/1(土)つくば国際会議場にて開かれる第826回外科集団会に当院より演題を応募致しました。

その抄録になります。

演題 鏡視下噴門形成術における専用meshの有用性−2例−
演者 上道 治

我々は、PPI抵抗性のGERDおよびNERD、up side down胃の巨大食道裂孔ヘルニア等に対して鏡視下噴門形成術を145例に施行した。対象は男71、女74例、平均年齢52.9歳であった。
術後成績は独自の問診票によるスコア―で評価すると、術前平均21.6に対して術後3ヶ月以内で3.2、3ヶ月以上で0.9と極めて改善が得られた。しかし、術後6ヶ月を経過した7例にPPIの再投与を行っていた。内訳は4例が一時的な逆流症状の再燃による症状出現時のみの投与で2例の滑脱と2例のwrapの緩みであった。3例は継続投与であったが、その内1例はwrapの緩みで、2例は滑脱の再発で1例に対して再手術を行った。
再発症例の原因の一つは、縫縮したヘルニア門からの再脱出と考えられ、昨年より保険適用となったhiatal mesh専用のparietex composite meshを2例に使用した。1例は69歳女性、巨大up side down胃、2例目は65歳男性、右脚の極めて脆弱な症例に対し使用した。
今回、同meshの適用と有用性について検討して報告する。

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