第18回茨城県鏡視下手術研究会

11/5(土)に開催致します第18回茨城県鏡視下手術研究会にて発表致します。

演題   
GERDに対する鏡視下噴門形成術の展望−139例の検討−

演者   幕内 幹男

共同演者 
     山王台病院       上道 治、笹屋 昌示、志村 浩
     小美玉市医療センタ―  室伏 雅之、山内 昌一郎、中田 一郎

抄録
我々は、広義のGERDに対して鏡視下による噴門形成術及びヘルニア整復術を行ってきた。その病態は個々に様々で、ヘルニアの重度なもの、ヘルニアの軽度なものでLESの極めて低いもの、胸やけの強いもの、胸やけは無いが逆流症状の強いもの、内視鏡的に食道炎所見の強いもの、ほとんど所見の無いもの、upside downに代表されるような胸腔内にはまり込むような巨大な裂孔ヘルニア等、多岐に亘る。
それらに対する手術適応は、画像診断、問診アンケート票、24h ㏗モニタリング等を総合的に評価して決定するが、極めて慎重でなければならない。
しかし、悩病期間が長く日常生活に支障ある患者様にとって絶対的手術適応は存在しない。我々は、現在まで139例の同手術を施行し、1例の開腹移行例も無かった。また最近では手術手技も確立し、術後成績も想定内の結果が得られるようになってきた。それらを踏まえ、今後相対的手術適応の模索について検討し、また、本年採用になったコヴィディエン社製ハイアタルメッシュ3Dの使用経験についても言及したい。

経過は追ってご報告を致します。

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