第6回 全体研修会

昨日 2009年1月18日(日)
毎年恒例となっています幕内会 全体全体研修会が『うきうきマイスター』にて行われました。

今回の演題は『幕内会の今後(近未来)の役割と方向性→strategy』ということで、19部門からの発表が行われ、それぞれ専門性をもとにした発表に先生方をはじめ約200名のスタッフから質問がでたりと有意義な会となりました。

また、今回は特別講演として
石岡消防署 消防指令補 押 孝幸 氏 より講演を頂き、緊迫した救急救命の現場からの報告にスタッフ一同、地域医療への意気込みを再確認致しました。

本日の手術

 今日は、外来72人の診察後、腹腔鏡下噴門形成術を行い、
当院116例の症例となりました[:祝:]

明日も外来終了後、腹腔鏡的胆嚢摘出術があります。
がんばります[:!:]

アービタックス

当院は、再発大腸癌に使用する抗がん剤 アービタックス を使用できる医療機関です。
この度、2009年1月より アービタックス使用前検査であるEGFR免疫組織染色検査が保険適応となりました。

今後の治療に期待しています。
 

あけまして

あけましておめでとう御座います。

昨年は、世話人をさせていただいた
第10回 茨城手術手技研究会 では石岡にて開催することができ、多くの先生方に発表・出席していただき有意義な研究会となりました。

今年は、
11/14に
第16回 茨城県鏡視下手術手技研究会
を センチュリープラザ石岡 にて開催いたします。
多くの先生方の応募をお待ちしております。

明日は忘年会です

今年もあと18日となりました。
今年も幕内会の忘年会を明日 12月13日(土)19:00より
うきうきマイスターにて行います。

当院恒例となっております実績報告を行います。
明日の忘年会をご期待下さい。
また、実績につきましては後日ブログでも報告させて頂きます。

第23回 石岡消化器疾患懇話会発表

 12/5(金)ホテルグランマリアージュにて

第23回 石岡消化器疾患懇話会が行われ、当院から2症例
発表してきました。

笹屋昌示
「稀な虫垂疾患の1例」

上道治
「当院の肛門疾患385例の手術経験について」

今回、上道Drと林田Drは幹事でした[:拍手:]

アービタックス

当院は、アービタックスを再発大腸癌に使用することのできる病院となっております。
アービタックスは、アバスチンと同様でがん細胞の特徴を見分けて、そのがん細胞の増殖に関与する因子を特異的におさえることのできる『分子標的治療薬』です。がん細胞のEGFRという特定の場所を狙ってがんを減らす新しいタイプの抗がん剤です。
当院では、約10例の患者様にアバスチンを使用し、研究会に報告させて頂き、良好な印象でした。
今後、アービタックスの効果が期待されています。

石岡臨床懇話会発表歴

 今回は過去の石岡臨床懇話会の発表を報告させて頂きます。

2007.6.15  幕内幹男
      「緊急PCIで救命し得た症例と64列マルチスライスCTの有用性」

2007.10.26  幕内幹男
      「カプセル内視鏡について」

2008.6.20  幕内幹男
      「進行大腸癌に対する分子標的薬ベバシズマブの使用経験」
       
       中戸川倫子
      「口内炎と鑑別が難しかった早期舌癌の1例

2008.10.17  幕内幹男
      「食道癌に対する外科的治療
    
       新田正光
      「近年の心不全の話題 CRTD療法の紹介も含めて

第70回 日本臨床外科学会

 11月27日(木)〜11/29(土)第70回日本臨床外科学会に参加・発表してきました。内容は、

山王台病院副院長 笹屋昌示
・口演「食道-7」
「食道カラシアに対する鏡視下手術の検討」

山王台病院院長 幕内幹男
・ワークショプ4「食道良性疾患(GERD,アカラシア)の外科治療」
「食道胃逆流症に対する鏡視下噴門形成術115例の検討 
   -手技の確立を目指して-     」

活発な議論があり、今後の逆流性食道炎に対する現時点での手術方法は、私共で行っております術式(toupet)法で確立されたという結論に達しました。

・座長
一般演題(示説) 「食道-5」

茨城県鏡視下手術研究会

   第15回茨城県鏡視下手術研究会

日時:11月22日(土)14:00〜
場所:オークラフロンティアホテル
 
 にて開催されました。

 私は、毎年発表しており今年も、もちろん発表してきました。

演題:「GERDに対する鏡視下噴門形成術115例の検討
     -再発を含めた問題症例に対する対策-」 

抄録:

我々は、最近9年間で115例の胃食道逆流症に対して鏡視下噴門形成術を施行した。
対象は、男55女60例、22〜83歳平均52.5歳で、逆流症状のアンケート問診票(Fスケール変法)の高スコア、PPI抵抗、巨大ヘルニアに伴う心肺機能障害例などを適応とした。
術式は、Toupet法114例、Nissen法1例行い、合併症は、皮下気腫4、気胸4、脾被膜出血2、胃チューブの縫着1例で開腹移行はなかった。手術時間は107〜358分平均175分、術後入院期間は3〜21日平均8.7日であった。
術前後のアンケートスコアは、術前平均22.4に対して術後3.8と極めて改善が得られた。しかし、術後初期のつかえ感5例に対して1〜2回の内視鏡的バルーン拡張術を、術後数ヶ月を経過した後に5例にPPIを一時的に再開、1例に継続投与を行なっている。またクル病合併短食道例にヘルニアの再燃を認め、再手術を施行した。
再発予防を含めた確実な術式には、年齢、体格、短食道例などを考慮した個々への工夫が必要と思われ、更にその確立について検討して報告したい。

 そして、次回の第16茨城県鏡視下手術研究会の当番世話人を仰せ付かることになりました。大変、名誉なことと思っております。
 開催場所につきましも、石岡市を検討しおります。研究会が実りあるものになるよう、がんばります。