毎年恒例の石岡祭礼が9/17〜19に市内を中心に開催されました。
今年も当方の介護老人保健施設あいあい駐車場に、六軒東町、兵崎町、小川道町の獅子舞に来て頂きました。
台風の影響で悪天候でしたが、獅子舞が来ると不思議なこと雨も一時的に止み、野外にて利用者様やご家族様、皆様と大いに賑わいました。
昭和学士会 論文
この度、昭和学士会に論文を投稿致しました。
題名:「腹腔鏡下十二指腸空腸吻合術が奏功した上腸間膜動脈症候群の1例」
著者:幕内幹男、上道治、難波義知、田中淳一
9月職員院内勉強会
茨城県南部消化器講演会2016
今年も茨城県南部消化器講演会にて講演をさせて頂きます。
日時 2016年9月30日(金)19:30〜21:00
会場 ベル・ザ・クラス(牛久)
座長 いとう内科胃腸科医院 院長 伊藤金一先生
特別講演1
「噴門機能障害に対する外科的アプローチ」
山王台病院 幕内幹男 先生
特別講演2
「GERD診療について〜内科的アプローチ〜」
龍ヶ崎済生会病院 海老原次男 先生
多くの先生方のご来場をお待ちしております。
職員勉強会
9/15(木)18:00〜ウキウキマイスターにて特別院内勉強会が開催されます。
講師:昭和大学病院 栄養科 菅野 丈夫 先生
テーマ:「慢性腎不全の食事療法」
年々増えている透析患者様や、透析前の慢性腎不全の患者様に、良き食事指導が出来る様、勉強会を栄養士をはじめとする職員一同大変楽しみしております。
第242回茨城外科学会
第242回茨城外科学会が10月16日(日)9:00〜茨城県医師会(4階会議室)にて開催されます。今回は、当院より2演題を出させて頂きました。
演題:下血にて発見された十二指腸水平部に発症したGISTの一手術例
演者:上道 治
抄録:
比較的稀な十二指腸水平部に原発したGISTの一手術例を経験したので報告する。症例は65歳、男性。息切れ、黒色便を主訴に来院。腹部造影CT検査で十二指腸水平部に接するように約6?大の腫瘤性病変を認め、その内部はやや不均一に造影された。上部内視鏡検査では同部位に、隆起の中央に潰瘍を形成する粘膜下腫瘍様の所見があり、出血源と判断した。MRIではT2Wで比較的高信号な充実性腫瘤として描出された。その他、腹部超音波、十二指腸造影検査所見と合わせて、十二指腸水平部に位置するGISTが強く疑われたため、膵温存遠位十二指腸切除術(pancreas-sparing distal duodenectomy:PSDD)を行った。病理組織学的検査では中間リスクに相当する管外発育型の十二指腸水平脚原発のGISTと診断された。術後経過は概ね良好で第14病日に退院となった。十二指腸腫瘍においてはその局在により多様な術式が考えられるが、今回われわれはPSDDによる腫瘍切除術を経験したので、若干の文献的考察を加えて報告する。
演題:吐血で発見された若年者胃癌の一手術例
演者:塩澤 敏光
抄録:
今回我々は吐血を契機に診断・治療された、H.pylori感染および鳥肌胃炎を合併した若年者進行胃癌の1例を経験したので、若干の文献的考察を加えてここに報告する。
症例は21歳、男性。主訴は吐血と一過性の意識消失で、当院へ救急搬送となった。同日施行した緊急上部消化管内視鏡検査で胃体下部大彎に?c+?型の潰瘍性病変を認め、活動性出血は認められなかったが、潰瘍底に露出血管を伴っていたため、止血術を施行した。また、併発所見として前庭部から体部にかけて広範囲に鳥肌胃炎を呈していた。再検内視鏡検査にて潰瘍性病変より生検し、低分化型腺癌を認めたため胃全摘、および膵体尾部・脾臓合併切除を施行した。
近年、若年者の未分化胃癌や、MALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫とH.pylori感染や鳥肌胃炎の関連が注目されている。鳥肌胃炎を呈する有症状の若年者に潰瘍性病変を認めた場合は、上記疾患も念頭に入れた精査が重要であると考えられた。