老いて死ぬことを忘れてしまった日本人

 私は外科医であるが、今まで何枚の死亡診断書を書いただろう。これからまた何枚書くのだろうか。つまり、人が死ぬ場面に何回立ち会ったか、立ち会うかということである。
 死亡診断書では、病死と自然死は同じ意味を持っている。つまり、病死は自然死であるが、日本人はこのことを忘れてしまった。
 病死は自然淘汰ではなく、遅かれ早かれやって来る自然現象である。それが故に、人は瞬間瞬間を自分なりの意味を持った時を過ごす努力をしなければならない。

“老いて死ぬことを忘れてしまった日本人” の続きを読む

幕内幹男の医療ブログとは

 このブログによって、私と私どもの施設(医療法人幕内会「山王台病院」・介護老人保健施設「あいあい」・山王台病院附属「東クリニック」・障害者・人間・生活・労働社会参加サポートセンター「うきうきマイスター」・小規模多機能型居宅介護支援事業所「たなごころ」)の情報を皆様にいち早く知って頂けるよう、日々の診療の合間に作成する所存です。
 筆不精ですが、一生懸命書きますので是非ご一読下さい。