4/23(日)幕内会・地域福祉会による全体研修会が行われました。
テーマ『組織の中での個々の役割と責任〜私は何をすべきか〜』
各部署、発表には慣れてかなり手際よく遂行しました。その点では人前では話すことについても皆さん慣れて、成果が出たように思います。厳しいことを言うと、内容がやや乏しいかと・・・色々と質疑応答があり、現場に生かせることが出来るでしょう。期待しております。
また、特別講演の一ノ瀬正樹先生からは、安楽死と「死ぬ権利」について講演を頂くことが出来ました。非常に難しいテーマでしたが、哲学的観念から、つまり事の本質について優しく、分かり易い講演をしてくれました。積極的安楽死killing(殺すこと)と消極的安楽死letting die(死なせること)との区別や所有権としての立場からの側面、安楽死=生命の譲渡の問題など多数の問題点についても話して頂きました。
私自身は、日々診療において死にゆく場面を担当しており、私でいいのか?との疑問について「死に行く者を迎えるのは誰も素人、死ぬことを経験した人はいないのだから」という先生の見解は目から鱗で少しつかえがとれました。
別件ですが、44年ぶりの同級生との再会はとても嬉しかったです。なんせ15歳の少年?青年?以来で当然だけど、本年還暦になるわけで、考え深いものがあしました。