第40回 石岡消化器疾患懇話会

いよいよ本日、19:00より石岡ベルアージュにて石岡消化器疾患懇話会が開催されます。
そちらに当院より私が2演題、発表致します[:!:]

演者:幕内 幹男
演題:急性胆管・胆嚢炎に対する当院のstrategy
演題:治療に難渋した巨大confluence stoneの一例

第40回 石岡消化器疾患懇話会

いよいよ明日、19:00より石岡ベルアージュにて石岡消化器疾患懇話会が開催されます。
そちらに当院より私が2演題、発表致します[:!:]

演者:幕内 幹男
演題:急性胆管・胆嚢炎に対する当院のstrategy
演題:治療に難渋した巨大confluence stoneの一例

本日は、内視鏡検査の日ですが、ヘリコバクター・ピロリ菌陽性者の除菌療法に朗報です。

【除菌の対象疾患】
?内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者
?胃MALtomaリンパ腫の患者
?特発性血小板減少性紫斑病の患者
?早期胃癌に対する内視鏡的切除治療後の患者
?内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされ、ピロリ菌が陽性の患者

当院は1967年の開院以来、胃癌の早期発見に努めております。
1983年に胃炎及び消化性潰瘍、特に十二指腸潰瘍は、Helicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ、以下H.pylori)感染が深く関与していることが明らかになってきました。H.pyloriの存在が、病理組織学的に確認された胃炎および消化性潰瘍と強く相関することは、H.pyloriの除菌が潰瘍の再発を抑えることと共に、H.pyloriがこれらの疾患の病原因子であることを示しています。また、長期間のH.pylori感染が胃癌発生のリスクになると報告されており、特に粘膜の萎縮や腸上皮化生を惹起し、いわゆるH.pylori関連胃炎が胃癌の発生を促進するデーターが多くみられるようになりました。したがって、H.pylori陽性者の胃癌比率は陰性に比べて高く、除菌(菌を取り除く)療法が望ましいとされています。但し、H.pylori陰性の胃癌も5〜10%以上存在し、日本人のH.pylori陽性率の高さから考えてみても、H.pylori = 胃癌とは直結できません。現段階では定期検査が最も良い胃癌発見の検査方法です。しかし、H.pyloriの存在は、百害あって一利なしといわれております。2013年より上記?が保険適応として加わり、H.pylori関連胃炎を内視鏡で確認された場合は、胃炎でも除菌の対象となり、除菌療法薬のセットとしては、一次除菌としてラベキュア、二次除菌としてラベファインパックなど、効率よく処方されるようになりました。
                  消化器・総合診療科まで
医療法人幕内会 理事長・山王台病院 院長 幕内幹男

■当院の年間内視鏡件数(H25.1〜H25.12)
上部(食道・胃)内視鏡  4,127件
下部(大腸)  内視鏡  2,274件

※本日は上部 21件、下部 12件、手術 3件を行いました。

第40回 石岡消化器疾患懇話会

いよいよ今週末、8月29日(金)19:00より石岡ベルアージュにて石岡消化器疾患懇話会が開催されます。
そちらに当院より私が2演題、発表致します[:!:]

演者:幕内 幹男
演題:急性胆管・胆嚢炎に対する当院のstrategy
演題:治療に難渋した巨大confluence stoneの一例

認知症の早期発見に朗報!

VSRAD(ブイエスラド:早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)を使用しています。

認知症の約7割を占めるといわれているアルツハイマー型認知症(AD)は、2010年時点で116万人、2014年現在で約142万人、2025年には220万人に達するといわれており、当院の日常診療においても、強く感じております。現在、認知症に対する治療薬が3種類使用されておりますが、認知症が発症し日常生活に支障が出るようになってから治療を始めても効果は乏しく、つまり早期発見、早期治療が重要です。
当院ではこの度、認知症の早期発見に大変有用であるVSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)を導入致しました。このシステムは、フィリップス社製 MRI Ingenia3.0Tで撮影した頭部の画像データを用い、海馬(アルツハイマーの原因の部位)を詳しくデータとして解析し、客観的に数値として評価するものです。
なんとなく『物忘れ』が気になり始めた時点が、最も良いVSRADの適応時期です。
現在のところ、当院では状況により当日検査も可能となっております。検査中の痛みはなく、食事制限等も無く、検査前後も普段通りに生活できます。
VSRADを活用し、早期アルツハイマー型認知症の発見につながるよう、皆様のお役に立てればと思います。

胃カメラなど検査で異常がなく食道・胃の働きに障害がある病気についてのお知らせ

 機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気です。生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により、患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。
 当院にも他の医療機関で胃の検査を異常なしと言われた患者さんが心窩部痛、もたれ、胸やけなどの症状で多く来院します。その中には胃食道逆流症や一過性下部食道括約筋弛緩症(TLESR)など、食道、胃、十二指腸の働きのバランスがくずれたり、弱くなったりする機能的な病気が解明されつつあります。

 カメラなどで異常なしといわれた方で上記のような症状が続く場合は、ぜひ当院で受診してみて下さい。

本日は、内視鏡検査の日ですが、ヘリコバクター・ピロリ菌陽性者の除菌療法に朗報です。

【除菌の対象疾患】
?内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者
?胃MALtomaリンパ腫の患者
?特発性血小板減少性紫斑病の患者
?早期胃癌に対する内視鏡的切除治療後の患者
?内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされ、ピロリ菌が陽性の患者

当院は1967年の開院以来、胃癌の早期発見に努めております。
1983年に胃炎及び消化性潰瘍、特に十二指腸潰瘍は、Helicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ、以下H.pylori)感染が深く関与していることが明らかになってきました。H.pyloriの存在が、病理組織学的に確認された胃炎および消化性潰瘍と強く相関することは、H.pyloriの除菌が潰瘍の再発を抑えることと共に、H.pyloriがこれらの疾患の病原因子であることを示しています。また、長期間のH.pylori感染が胃癌発生のリスクになると報告されており、特に粘膜の萎縮や腸上皮化生を惹起し、いわゆるH.pylori関連胃炎が胃癌の発生を促進するデーターが多くみられるようになりました。したがって、H.pylori陽性者の胃癌比率は陰性に比べて高く、除菌(菌を取り除く)療法が望ましいとされています。但し、H.pylori陰性の胃癌も5〜10%以上存在し、日本人のH.pylori陽性率の高さから考えてみても、H.pylori = 胃癌とは直結できません。現段階では定期検査が最も良い胃癌発見の検査方法です。しかし、H.pyloriの存在は、百害あって一利なしといわれております。2013年より上記?が保険適応として加わり、H.pylori関連胃炎を内視鏡で確認された場合は、胃炎でも除菌の対象となり、除菌療法薬のセットとしては、一次除菌としてラベキュア、二次除菌としてラベファインパックなど、効率よく処方されるようになりました。
                  消化器・総合診療科まで
医療法人幕内会 理事長・山王台病院 院長 幕内幹男

■当院の年間内視鏡件数(H25.1〜H25.12)
上部(食道・胃)内視鏡  4,127件
下部(大腸)  内視鏡  2,274件

※本日は上部 19件、下部 13件、特殊検査 1件、手術 2件を行いました。

第40回 石岡消化器疾患懇話会

8月29日(金)19:00より石岡ベルアージュにて石岡消化器疾患懇話会が開催されます。
そちらに当院より私と上道先生が発表致します[:!:]

演者:幕内 幹男
演題:急性胆管・胆嚢炎に対する当院のstrategy

演者:上道 治
演題:治療に難渋した巨大confluence stoneの一例

ヘリコバクター・ピロリ菌について

除菌の対象疾患
 ?内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者
 ?胃 MALtomaリンパ腫の患者
 ?特発性血小板減少性紫斑病の患者
 ?早期胃癌に対する内視鏡的切除治療後の患者
 ?内視鏡検査において

 ヘリコバクター・ピロリ菌は、1983年に胃炎及び消化性潰瘍、特に十二指腸潰瘍は、Helicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ、以下H.pylori)感染が深く関与していることが明らかになってきました。H.pyloriの存在が、病理組織学的に確認された胃炎および消化性潰瘍と強く相関することは、H.pyloriの除菌が潰瘍の再発を抑えることと共に、H.pyloriがこれらの疾患の病原因子であることを示しています。また、長期間のH.pylori感染が胃癌発生のリスクになると報告されており、特に粘膜の萎縮や腸上皮化生を惹起し、胃癌の発生を促進するデーターが多くみられるようになりました。したがって、H.pylori陽性者の胃癌比率は陰性に比べて高く、除菌(菌を取り除く)療法が望ましいとされています。但しH.pylori陰性の胃癌も5~10%以上存在し、日本人のH.pylori陽性率の高さから考えみても、H.pylori=胃癌とは直交できません。現段階では定期検査が最も良い胃癌発見の検査方法です。しかし、H.pyloriの存在は、百害あって一利なしといわれています。

 除菌療法は、まず、1次除菌療法として2種類の抗生物質と制酸剤の3剤がワンセットとなっているラベキュアなどを行います。正確に除菌できたかどうかは半年〜一年後の血中の抗体価の低下の判定をします。70-80%の有効率ですが、耐性菌にて除菌できなかった方のみに、2次除菌療法として抗生物質を変更したセットラベファインパックが使用されます。約90%成功率です。それでの除菌できない場合は、様子をみるか保険外の治療となります。