腹腔鏡下手術(腹腔鏡手術)とは、一言でいえば、できるだけ痛みがなく体に負担のかからない手術ということです。
外科治療は特に悪性腫瘍などに対しては根本治療として意味がある一方で、体に浸襲を及ぼす点で問題があります。その意味では腹腔鏡下手術は外科のルネッサンスと言えるでしょう。
この手術で何が出来るか
胆嚢結石、一部の胃癌や大腸癌、虫垂炎、脾摘、胃十二指腸潰瘍穿孔などと適応は拡大しています。時には腎・副腎の腫瘍の摘出も出来るようになりました。しかしほとんどが病変を摘出する手術です。ところが、ついに噴門機能障害という体の機能異常を正常に近い状態にもどす手術である噴門形成術をこの方法でできるようになったのです。