本日8/17(金)朝礼にて放射線科より3.0T(テスラー)MRIを用いた心臓MRIの発表がありました。
冠動脈CTAに比べ冠動脈MRAは放射線被ばくが少なく、造影剤の使用もしません。
検査時間が長くなるデメリットがありますが、他にも乳腺や血管、頭部等より綺麗な画像で診られるようになりました。
引き続き3T(テスラ―)MRIのご紹介を致します。
3. 体に負担が無く、
膵・胆道癌の早期発見に期待が寄せられています。
3TMRIによる膵管・胆管が明瞭に描出され、これまで早期発見が困難だった胆管癌の診断にとても有用です。
このように、MRIが従来あまり得意でなかった腹部の検査も信頼性の高いものになりました。
従来のMRIでは見えなかった部分をも検査できる最新のMRI検査を当院で受けて頂くことができます。ご不明な点はどうぞお気軽にご質問ください。
引き続き3T(テスラー)MRIについてご紹介致します。
2. すべての能力が、従来のMRIを超えています
ボディーディフュージョンだけでなく、様々な分野で強力な磁場の力を発揮します。そのほんの一部をご紹介します。
以前の1.0Tと比較して、見えていた血管はよりくっきりと見え、さらに今までは見えなかった細かい血管まで画像にすることができます。
3TのMRIならば、2?程の小さな動脈瘤を発見できると言われています。早期発見こそが治療の第一歩。脳出血の予防検査としても、力を発揮してくれます。
世界初のフルデジタルコイル『3テスラーMRI』が当院に導入されて半年ほどが経ちました。検査件数も順調に伸びています。
Ingenia 3.0が誇る最新技術についてご紹介していきたいと思います。
1.癌の早期発見に力を発揮。PETに代わる検査となるか。
全身の癌を見つけるための検査としては、10年位まえからは「PET」という検査が有効だといわれてきました。しかし、PETは癌の種類によって得意・不得意があり、放射性物質(FDG)を注射する必要があるため、放射線で被爆してしまうというデメリットがあります。
MRIによる「ボディーディフュージョン」と呼ばれる検査方法では全身、主に肺・肝臓・胆嚢・膵臓・乳房・前立腺やリンパ説の腫瘍の存在を確認することが可能と言われています。
今まで1.0Tや1.5TのMRIでは、信号が弱く実用の域に達していませんでした。しかし、従来の2〜3倍の磁場強度を持つ3.0TのMRIによるボディーディフュージョンにとても大きな期待が寄せられています。
今年の山王祭は特別養護老人ホームようようの利用者様も加わり、多くのお客様も迎えられいつもより盛大に開催することができました。また、ご協力いただきました皆様やスタッフに感謝致します。誠に有難う御座いました。来年もよろしくお願い致します。
今週末7/29(日)毎年恒例の医療法人幕内会夏祭り【山王祭】を行います。
盆踊りやピザ、焼きそば等の出店も多数出店致します。[:おてんき:]
食券は総務受付にて販売しております。
皆様お誘いあわせの上、是非御参加下さい。
7月に入り膵頭十二指腸切除、腹腔鏡的噴門形成術(Lapa-Toupet)、胃切除、大腸切除と連日続きました。7日には歴史ある第229回茨城外科学会当番世話人として何とか無事に終了することができました。13日には(巨大左副腎部腫瘍の摘出経験―下大静脈の処理について―)第14回消化器外科治療研究会で後腹膜や消化器疾患における下大静脈の処理について口演させて頂きました。皆様と内容の厚いdiscussionができたと自分では思っております。
また、7/14からはハルピン医科大学へ研修に行って参りました。とてもびっくりさせられることが多く充実した出張でした。後日詳細は報告します。
猛暑の中、少しきついスケジュールでしたが……まだまだ夏はこれからですので…!
7/14より中国のハルピン市に出張中です。
ハルピン医科大学の訪問などを予定しています。
[:病院:]
この度、当院の救急外科部長の上道治先生が石岡市医師会の理事に選任されました。地域の保健・医療の推進に更にお役に立てるよう努力する旨が石岡市医師会報第131号に掲載されました。
ご挨拶
この度、4月より石岡市医師会理事に選任されました上道 治と申します。
現在、私は山王台病院で外科、救急・総合診療を中心に活動しております。昭和大学を平成10年に卒業し、昭和大学藤が丘病院外科に入局しました。現山王台病院長である幕内は医局の先輩で、当時から手術の達人と言われ、かつてより難易度が極めて高いとされた食道癌手術をはじめ、肝門部癌等の肝胆膵疾患を難なくやって遂げた憧れの存在でした。その後大学病院での研修ののち、H16年に念願の山王台病院に医局派遣として参りました。当時院長より外科手術だけでなく総合診療科としての考えや内視鏡手術等の低侵襲治療を学び、将来必ず石岡に戻ってくると決意しました。H19年からは関東労災で修練を積み、地域医療に貢献できる、ある程度の自信がつきました為、生涯をかけるつもりで平成20年に外科を退局し、山王台病院の常勤となりました。着任後、地域医療において全人的な総合診療科の重要性を痛感し、金森副院長をはじめ、諸先輩方の技術を少しずつ習得して参りました。また、昨今では当院の特長である鏡視下による食道逆流防止手術(Lapa-Toupet)や肝胆膵領域の手術指導を頂いているところでございます。
昨年は東日本大震災に見舞われ、当院では膵頭十二指腸切除の術中に発生し、また約50名の透析患者がおりました。自家発電にて何とか事なきを得ましたが、その後の長時間にわたる停電、断水は非常に厳しいものでありました。当時、大混乱の中、瀧田孝博会長をはじめ石岡市医師会理事の皆様には迅速な対応を頂き、また、この大震災で石岡市医師会を中心とする各医療機関の絆が築かれたと感じました。大学病院時代にはほとんど意識していなかった医師会という存在がいかに社会性を持っているかを考えさせられる出来事だったと思います。また、最近では健診や予防接種などの公共的な業務に参加させて頂くようになり、その必要性を痛感するようになりました。
私は39歳と若輩者ではございますが、理事として何を成すべきかをよく考えながら、この地域のおける病診、診療連携の充実に努力し、この地域の方々の生命はこの地域の医療機関で全て賄えるようになることを望んでおり、もちろん私自身もその一員として頑張りたいと思っております。皆様のご支援、ご指導、ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。