第100回 鹿嶋北部臨床医家懇話会

いよいよ明日、19:00〜よりホテルさわやにて第100回鹿嶋北部臨床医家懇話会が開催されます。

GERD(胃食道逆流症)や食道アカラシア症などの噴門機能障害に対する外科的な治療について講演する予定です。
これらの病気は食道の運動機能障害や下部食道括約筋の緩みや、逆に弛緩障害などの機能的な障害が大きく関与しており、まだ薬剤によるcontrolが十分になされていない方々がいらっしゃいます。これらは胃機能性ディスペプシアに共通するものであり、胃の運動機能が障害されることによって胃食道逆流症状が強くみられるNERD(非びらん性胃食道逆流症)などを惹起する病態が発生します。
 胃機能性ディスペプシアは、以前からその概念については論じられておりますが、未だ臨床医の中でも十分な理解がなされておりません。
胃カメラなどの胃の検査に異常がないにも関わらず、胃の痛みやもたれを訴える点ではかつて食道炎所見のない胃食道逆流症が病気として理解されていなかったものと同様と思われます。
 機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気です。生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により、患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。
当院にも他の医療機関で胃の検査を異常なしと言われた患者さんが心窩部痛、もたれ、胸やけなどの症状で多く来院します。その中には胃食道逆流症や一過性下部食道括約筋弛緩症(TLESR)など、食道、胃、十二指腸の働きのバランスがくずれたり、弱くなったりする機能的な病気が解明されつつあります。
カメラなどで異常なしといわれた方で上記のような症状が続く場合は、ぜひ当院で受診してみて下さい。

食道アカラシア 逆流性食道炎 茨城 石岡 病院
食道アカラシア 逆流性食道炎 茨城 石岡 病院

機能性ディスペプシアについて

 機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気です。生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により、患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。
 当院にも他の医療機関で胃の検査を異常なしと言われた患者さんが心窩部痛、もたれ、胸やけなどの症状で多く来院します。その中には胃食道逆流症や一過性下部食道括約筋弛緩症(TLESR)など、食道、胃、十二指腸の働きのバランスがくずれたり、弱くなったりする機能的な病気が解明されつつあります。

 カメラなどで異常なしといわれた方で上記のような症状が続く場合は、ぜひ当院で受診してみて下さい。


機能性ディスペプシア 食道アカラシア 逆流性食道炎 茨城 石岡 病院

本日は、内視鏡検査の日ですが、ヘリコバクター・ピロリ菌陽性者の除菌療法に朗報です。

【除菌の対象疾患】
?内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者
?胃MALtomaリンパ腫の患者
?特発性血小板減少性紫斑病の患者
?早期胃癌に対する内視鏡的切除治療後の患者
?内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされ、ピロリ菌が陽性の患者

当院は1967年の開院以来、胃癌の早期発見に努めております。
1983年に胃炎及び消化性潰瘍、特に十二指腸潰瘍は、Helicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ、以下H.pylori)感染が深く関与していることが明らかになってきました。H.pyloriの存在が、病理組織学的に確認された胃炎および消化性潰瘍と強く相関することは、H.pyloriの除菌が潰瘍の再発を抑えることと共に、H.pyloriがこれらの疾患の病原因子であることを示しています。また、長期間のH.pylori感染が胃癌発生のリスクになると報告されており、特に粘膜の萎縮や腸上皮化生を惹起し、いわゆるH.pylori関連胃炎が胃癌の発生を促進するデーターが多くみられるようになりました。したがって、H.pylori陽性者の胃癌比率は陰性に比べて高く、除菌(菌を取り除く)療法が望ましいとされています。但し、H.pylori陰性の胃癌も5〜10%以上存在し、日本人のH.pylori陽性率の高さから考えてみても、H.pylori = 胃癌とは直結できません。現段階では定期検査が最も良い胃癌発見の検査方法です。しかし、H.pyloriの存在は、百害あって一利なしといわれております。2013年より上記?が保険適応として加わり、H.pylori関連胃炎を内視鏡で確認された場合は、胃炎でも除菌の対象となり、除菌療法薬のセットとしては、一次除菌としてラベキュア、二次除菌としてラベファインパックなど、効率よく処方されるようになりました。
                  消化器・総合診療科まで
医療法人幕内会 理事長・山王台病院 院長 幕内幹男

■当院の年間内視鏡件数(H25.1〜H25.12)
上部(食道・胃)内視鏡  4,127
下部(大腸)  内視鏡  2,274

※本日は上部 20件、下部 13件、特殊検査1件の検査を行いました。

石岡市 肺炎球菌ワクチン

この度石岡市では、高齢の皆様方への肺炎対策の為に高齢者肺炎球菌ワクチン接種に対する費用助成の制度が設けられました。
当院は協力医療機関となっておりますので、接種をご希望されます方はお電話あるいは受付窓口までお気軽にお尋ねください。

【お問い合わせ】

石岡市高齢者肺炎球菌予防接種協力機関

医療法人幕内会 山王台病院
担当 医事課
  〒 315-0037  石岡市東石岡4-1-38
    電話番号(代) 0299-26-3130

石岡市 肺炎球菌 ワクチン 高齢者 石岡市 肺炎球菌 ワクチン 高齢者
石岡市 肺炎球菌 ワクチン 高齢者 石岡市 肺炎球菌 ワクチン 高齢者
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ヘリコバクター・ピロリ菌陽性者の除菌療法に朗報です。

【除菌の対象疾患】
?内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者
?胃MALtomaリンパ腫の患者
?特発性血小板減少性紫斑病の患者
?早期胃癌に対する内視鏡的切除治療後の患者
?内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされ、ピロリ菌が陽性の患者

当院は1967年の開院以来、胃癌の早期発見に努めております。
1983年に胃炎及び消化性潰瘍、特に十二指腸潰瘍は、Helicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ、以下H.pylori)感染が深く関与していることが明らかになってきました。H.pyloriの存在が、病理組織学的に確認された胃炎および消化性潰瘍と強く相関することは、H.pyloriの除菌が潰瘍の再発を抑えることと共に、H.pyloriがこれらの疾患の病原因子であることを示しています。また、長期間のH.pylori感染が胃癌発生のリスクになると報告されており、特に粘膜の萎縮や腸上皮化生を惹起し、いわゆるH.pylori関連胃炎が胃癌の発生を促進するデーターが多くみられるようになりました。したがって、H.pylori陽性者の胃癌比率は陰性に比べて高く、除菌(菌を取り除く)療法が望ましいとされています。但し、H.pylori陰性の胃癌も5〜10%以上存在し、日本人のH.pylori陽性率の高さから考えてみても、H.pylori = 胃癌とは直結できません。現段階では定期検査が最も良い胃癌発見の検査方法です。しかし、H.pyloriの存在は、百害あって一利なしといわれております。2013年より上記?が保険適応として加わり、H.pylori関連胃炎を内視鏡で確認された場合は、胃炎でも除菌の対象となり、除菌療法薬のセットとしては、一次除菌としてラベキュア、二次除菌としてラベファインパックなど、効率よく処方されるようになりました。
                  消化器・総合診療科まで
医療法人幕内会 理事長・山王台病院 院長 幕内幹男

■当院の年間内視鏡件数(H25.1〜H25.12)
上部(食道・胃)内視鏡  4,127件
下部(大腸)  内視鏡  2,274件

第235回 茨城外科学会

昨日ご案内しました第235回 茨城外科学会の演題・抄録が決まりました。

2014年6月28日(土)13:00〜  つくば国際会議場

演者:幕内
演題名:治療に難渋した巨大confluence stoneの一例
抄録:
症例は79歳♂、H25.10/7閉塞性黄疸、プレショックにて来院、諸検査にて約44×27mmの巨大な三管合流部結石と診断、ERBD挿入、ptの希望にて外来follow、全身状態が改善しH26.4/9に手術(総胆管切開、T-tubeドレナージ、胆嚢後壁によるpatch graft)に至った。
Confluence stoneは、比較的稀で、胆嚢頚部に嵌頓した結石が、総胆管を圧排し、胆嚢胆管瘻を形成したもので、Mirizzi症候群の亜型と考えられ、治療に難渋する。
EST+EPLBDなどの内視鏡的治療、また最近では結石の存在形態よりA、B型に分類し、鏡視下手術を行う施設もあるが、胆道癌の合併や術後重大な合併症が惹起される可能性があり、慎重を要する。
今回、我々は、手術による摘出に加えてEST及びT-tubeからの胆道鏡によるアプローチにて、巨大結石を含む総胆管結石を全て摘出することに成功した症例を経験したので報告する。

演者:上道
演題名:巨大腹部腫瘤で発見された小腸原発悪性リンパ腫の1切除例
抄録:
症例は68歳男性。右下腹部を中心とする腹部膨隆の為、他院より紹介となった。CTで回腸末端付近より口側に向かって径10?程度の巨大腫瘤形成を認め、画像上、何らかの悪性疾患が疑われた。手術を前提に外来で精査を行っていたところ、初診日より約3週間後39度の発熱、腹痛が出現し、腫瘍が極めて急速に増大した為、緊急入院となった。血液検査所見ではIL-2Rが1252U/mlと上昇を認めた。小腸原発悪性リンパ腫を疑い、準緊急で腫瘍を含めた回盲部切除を行った。術中所見及び病理組織検査の結果、小腸原発のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)と診断された。術後経過は良好で、退院後はR-CHOP療法を6コース行った。現在、明らかな再発ないが同疾患は再発率が高く、厳重な経過観察が必要と考えられた。今回、doubling timeが急速であった小腸原発DLBCLの手術症例を経験した。若干の文献的考察を加え報告する。

第100回鹿嶋北部臨床医家懇話会

6月13日(金)19:00〜20:30にホテルさわやにて第100回鹿嶋北部臨床医家懇話会が開催されます。

GERD(胃食道逆流症)や食道アカラシア症などの噴門機能障害に対する外科的な治療について講演する予定です。
これらの病気は食道の運動機能障害や下部食道括約筋の緩みや、逆に弛緩障害などの機能的な障害が大きく関与しており、まだ薬剤によるcontrolが十分になされていない方々がいらっしゃいます。これらは胃機能性ディスペプシアに共通するものであり、胃の運動機能が障害されることによって胃食道逆流症状が強くみられるNERD(非びらん性胃食道逆流症)などを惹起する病態が発生します。
 胃機能性ディスペプシアは、以前からその概念については論じられておりますが、未だ臨床医の中でも十分な理解がなされておりません。
胃カメラなどの胃の検査に異常がないにも関わらず、胃の痛みやもたれを訴える点ではかつて食道炎所見のない胃食道逆流症が病気として理解されていなかったものと同様と思われます。
 機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気です。生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により、患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。
当院にも他の医療機関で胃の検査を異常なしと言われた患者さんが心窩部痛、もたれ、胸やけなどの症状で多く来院します。その中には胃食道逆流症や一過性下部食道括約筋弛緩症(TLESR)など、食道、胃、十二指腸の働きのバランスがくずれたり、弱くなったりする機能的な病気が解明されつつあります。
カメラなどで異常なしといわれた方で上記のような症状が続く場合は、ぜひ当院で受診してみて下さい。

食道アカラシア 逆流性食道炎 茨城 石岡 病院
食道アカラシア 逆流性食道炎 茨城 石岡 病院

第235回 茨城外科学会

6月28日(土)13:00〜つくば国際会議場にて第235回 茨城県外科学会が開催される予定です。
当院より、上道医師と私が発表する予定となっております。

演題・抄録等が決まり次第、ご連絡します。

手術

 先月後半に入って逆流性食道炎に対して食道噴門機能障害、食道アカラシア症、食道裂孔ヘルニアに伴う胃食道逆流症の手術が続き、total 157例に至りました。現在まで前例に開腹移行はなく、無事に鏡視下で手術を完遂できたことはとても重要な事でありますが、手術の度にいつ開腹症例となるのかという思いでとても緊張度が増しております。
 逆流性食道炎に対してはToupet法を基本としておりますが、食道裂孔の大きなものや脚の脆弱な症例は専用のhiatal meshを使用する機会が増えております。
上記の手術は、私のlife workでもあり、特に先日のアカラシアのHeller Dor手術後の患者様は非常に喜ばれております。
 また先日の日曜日には、膵頭癌門脈浸潤に対する門脈合切膵頭十二指腸切除、肝細胞癌(S4・S5・S6)に対する中2区域切除等の難易度の高い手術を行いました。
 現在経過は良好でありますが、毎回難易度の高い手術は心身ともに消耗し、つまり自分自身を弱らせているのを実感する今日この頃であります。しかし外科医の性でしょうか、目の前に新たな患者あらば再び意欲が出るのも不思議であります。
 私も意欲の向上につながり、更に頑張りたいと思います。

食道アカラシア 逆流性食道炎 食道噴門機能障害 食道裂孔ヘルニア 門脈合切膵頭十二指腸切除 肝細胞癌 茨城 石岡 病院 食道アカラシア 逆流性食道炎 食道噴門機能障害 食道裂孔ヘルニア 門脈合切膵頭十二指腸切除 肝細胞癌 茨城 石岡 病院

第100回 鹿嶋北部臨床医家懇話会

6月13日(金)19:00〜20:30にホテルさわやにて第100回鹿嶋北部臨床医家懇話会が開催されます。

GERD(胃食道逆流症)や食道アカラシア症などの噴門機能障害に対する外科的な治療について講演する予定です。
これらの病気は食道の運動機能障害や下部食道括約筋の緩みや、逆に弛緩障害などの機能的な障害が大きく関与しており、まだ薬剤によるcontrolが十分になされていない方々がいらっしゃいます。これらは胃機能性ディスペプシアに共通するものであり、胃の運動機能が障害されることによって胃食道逆流症状が強くみられるNERD(非びらん性胃食道逆流症)などを惹起する病態が発生します。
 胃機能性ディスペプシアは、以前からその概念については論じられておりますが、未だ臨床医の中でも十分な理解がなされておりません。
胃カメラなどの胃の検査に異常がないにも関わらず、胃の痛みやもたれを訴える点ではかつて食道炎所見のない胃食道逆流症が病気として理解されていなかったものと同様と思われます。
 機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気です。生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により、患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。
当院にも他の医療機関で胃の検査を異常なしと言われた患者さんが心窩部痛、もたれ、胸やけなどの症状で多く来院します。その中には胃食道逆流症や一過性下部食道括約筋弛緩症(TLESR)など、食道、胃、十二指腸の働きのバランスがくずれたり、弱くなったりする機能的な病気が解明されつつあります。
カメラなどで異常なしといわれた方で上記のような症状が続く場合は、ぜひ当院で受診してみて下さい。

食道アカラシア 逆流性食道炎 茨城 石岡 病院
食道アカラシア 逆流性食道炎 茨城 石岡 病院